kumi's note

60代フルタイム操業  暮らし中の悲喜こもごもをサクッと書いていけたら♪

老後に趣味があるのとないのでは


今日は土曜日ですが、午前中だけの仕事がありました。
2軒のお宅への訪問です。


ひとりの方は80代前半の女性。
長年、茶道をたしなんでいらっしゃいます。


伺うと、いつもお茶を立てて出してくださるのです。
今日は、お花が描かれた器に注いだお抹茶と
一口の羊羹と一個の落雁。


器の絵をしっかりとは確認しなかったのですが、
おそらく秋にちなんだものだと思います。
そんな何気ない気配りをされる方。


薄茶と羊羹をいただきながら、ふと器を見ると
外から内にかけて、ひゅるっと金色の一本線が描かれていて…


「もしかして、これ、金継ぎ(きんつぎ)ですか」と聞くと
そうです、と。


<金継ぎとは、陶磁器の破損部分をうるしを用いて修復する技法>


これがまた器の良いアクセントになり、さらに私の心は雅な世界へ✨


聞けば、
週1回、友人とのお茶会を楽しまれているそうです。


言葉使いがきれいで
所作がきれいで
本当に憧れてしまいます。
そして、若いと思います!!


趣味のある方はつくづく若いなあと、
どなたを見ても思うのです。


趣味があるのとないのでは
人生後半の景色が、随分と違うものになるのではと思うのでした


帰り際、
私が手を付けなかった落雁を急いで懐紙に包んで
バックに忍ばせてくださいました。


帰宅して見たら
残念なことに、割れて三分割に(*_*;


でも、金継ぎはしなくて大丈夫です、笑。


麦茶とともにいただきました。(麦茶?)


やっと今週の仕事を完了させて
休養の時間を手に入れることができました^^