電車で席を譲られてショックだった話
職場でふたりの女性の会話が始まりました。
「ショックだったわよ~、
この前、電車に乗っていて、席をゆずられたのよ~」
やるかたないような声。
話をするふたりは、ともに70歳ちょっと過ぎ。
席を譲ってもらったのは、
小柄で痩せ気味の女性。小子(しょうこ)さんにします。
もうひとりは大柄な女性、大子さんとしましょう。
体型が対照的なのです。
ショックだショックだと、言い続ける小子さん。
それに対して大子さんは、
電車やバスで席を譲ってもらったことは、今までないと言います。
「私、体ががっちりしてるから、丈夫で元気に見られるみたいなの」と。
そしたら小子さん、私、いつもは若く見られるんだけどと
語気が強くなってきて…
私は会話に参加しない、聞き耳立てるだけの人。
席、譲られる譲られない問題
デリケートな問題なんだなあと、PC画面を見つめながら思うのでした。
40代の時、仕事のための資格試験を受けに
指定された会場に向かっていました。
受験者の多くは私より若い人。
会場に向かい、途切れることなく列は続きます。
入り口近くには、待ち構えたように
パンフレットを配る人がいて。
どうぞ、どうぞ、とテンポよく手渡すお兄さん。
一律のリズムが刻まれ
いよいよ私。
受け取る準備をするも
お兄さんの手が止まる。
一拍置いて、後ろの人に。
「あなたは該当しません」って言ってるの?
些細な事ですが、結構傷つくものです(;_;)
電車やバスでも、そのうち、「どうぞ」を言われる日が来るのでしょう。
その時、にこやかに「ありがとう」と言えるかな?
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