苛立つ心、誰のせいでもありません、それは暑さのせい
私の仕事、月末月初はとても忙しいのです。
ことに月初は、前月分の諸々の集計をしなければならず、
職場の人は皆、自分のパソコンに向かい、担当分を細心の注意を払いながら入力します。
私語はなし。昼食も早々に完了です。
ところで入力作業の時に、いちいち数字を声に出して言う人がいるのです。
もちろん、小さい声です。聞こえるか聞こえないかのかすかな声。
暑さで弱っている、弱り目にたたり目の体。
でも神経だけは敏感になっていて、些細なことに苛立つんですよね~
その時の私の顔、きっと、眉間に皺^^;
一日の仕事を終えて、ようやく帰宅。
丁度、近所のお宅に生協さんが来ていて、「ピンポーン」鳴らしています。
ここの奥様、とっても可愛い方なのです。40代くらいでしょうか?
いつも笑顔。笑顔しか見たことがありません。素直で優しくて本当に感じが良いのです。
私、思うに、生まれた時からずっと陽の当たる所しか歩いていない人ではないかと。
暮らしぶりからも窺えます。
会えば、軽い会話をします。
奥さんの声がインターフォンから聞こえてきます。
「あ~こんにちは~ありがとうございま~す」JKみたいに可愛くて高い声。
まるで10年ぶりに再会した友だちにかけるように、喜びに溢れています。
生協さん、5、6個の発砲スチロールの箱を玄関先に携えています。
(出かけないで、買い物はこれで済ませちゃうんだー)
こっちは疲れと汗でドロドロ、
嫉妬とも羨望ともわからない入り混じった感情がむくむくと。
奥さんが玄関に出てくる前に、私の自転車は通り過ぎました。
会わなくて良かった。
私、きっと険しい顔になっていたと思うので。
苛立つ心は、誰のせいでもありません
悪いのは、みんなこの暑さのせいなのです
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