kumi's note

60代フルタイム操業  暮らし中の悲喜こもごもをサクッと書いていけたら♪

喧騒の中で味わう

先のゴールデンウイークのメインイベントは山登りだったのですが、
夫の体調不良により諦めました。


ただし、もうひとつ楽しみがありました。
それは、「豆腐料理」をいただくこと。
大山(おおやま)は豆腐料理が有名だと聞いていました。
水がきれいなので、美味しいお豆腐ができるようです。


道沿いに連なるたくさんのお店の中の一軒に、
体を休めることも兼ねて来店しました。
老舗風のなかなか趣きのある店構えでした。


入店時、私たちより一足先に6、7人の女性が(私と同じくらいの年齢か?)
にぎやかに入っていきました。


案内の方に「お座敷とテーブルはどちらが良いですか」聞かれ、
迷わずテーブル席を選択。
案内されたテーブルのすぐそばには、先の女性たちの姿が。


着座間もないと言うのに、座はすでに大盛り上がりの状態。
おそらくママ友という関係ではないかと思いました。


久し振りの集まりだったのでしょう。
子どもの話から、自分のことから、趣味のことから…
みなさん、抱えきれないくらいの土産話を持参されているようで
次から次、出るわ出るわでシニアの主張が止まりません。


テンションが高くて
とにかく声が大きいのです


でも、私だって久し振りに友だちに会えば、
喜び勇んで周りも気にせず大きな声で話しているかも?
そう思えば、仕方ないことかなと思うのでした。


嬉しい時って、通常の会話の時より1.5倍くらいの声量になるのね!
口に入れたら溶けてしまいそうなお豆腐を味わいながら、
そんなどうでも良いことを思うのでした。



お料理は薄味で優しくて、
疲れた体をいたわってくれました。


でも、夫にとっては味も薄く、量も少ないので物足りなく思ったようです。
豆腐料理って、
優しいけど掴みどころがなく、食べたと言う充実感も希薄なんですよね。


食事が終わると、早々に席を立ちました。
ママ友さんたちはまだまだ話に夢中。
宴は終わりそうにありません。


私がお会計をしていると、
夫は、丁度入店してきたご夫婦らしき人と話をしていました。
その後、おふたりはお店の人に案内されてお店の中へ。


夫に聞くと、料理のことを聞かれたそうです。
味はどうですかと聞かれたので、まあ、普通ですねと(笑)
量は?の質問には、多くないですよと。
初老のご夫婦は、私たちは年だから多くなくていいですと言われたそう。


もし私がそこにいたら、


テーブル席には行かない方がいいですよ、
すごくうるさいですから、と言ったかも?笑