kumi's note

60代フルタイム操業  暮らし中の悲喜こもごもをサクッと書いていけたら♪

皮肉な現象

昨夕、区内でひとり暮らしをしている息子がやってきました。
来るなり、はい、と手渡されたのは一冊の文庫本。


前回、息子が来た時、その時私が読んでいる小説の話になり、
その作家の本なら持っているという息子の意外な報告を聞き、
次に来る時に持って行くというのを、私はすっかり忘れていました。


息子は大学生までは自宅で過ごしていましたが、
本を読む姿を見たことは、ほとんどありませんでした。


本に興味を示さない息子、
それはきっと幼い時に、私が読み聞かせをしなかったからだ、
負い目のような気持ちがずっとくすぶっていました。
上のふたりの娘の時は、図書館から山のように本を借りてきて
毎晩ように読み聞かせをしていたものです。


年が離れて生まれた息子の時は、
生活に追われていたこともあり、
でも一番は、子育てにかけるエネルギーが減少していったというのが本音かと。


子育てにかけるエネルギーはひとり目、ふたり目、三人目と変わっていきます。
私の場合、エネルギー量のグラフは、右肩下がりの直線となります^^;


理想論を体現しようと向きあった一番上の子の子育て。
長女は、きっと息苦しかったことでしょう。
成人したあと、自分と妹や弟の「扱いの違い」を笑いながら話していました。
「長女あるある」と言うやつ(笑)


生れる順番で、母の態度は厳しかったり、大らかになったり、緩くなったりと
子どもは親の都合で、育てられるようなものです。


ともあれ、読み聞かせをしなかった子が、今は一番本を読んでいるという
皮肉な現象を引き起こしています。




姪に赤ちゃんが誕生。お祝いを送ったら、こんなかわいいお返しを送ってくれました。
名前入りのカステラ、三人でいただきました~❤