kumi's note

60代フルタイム操業  暮らし中の悲喜こもごもをサクッと書いていけたら♪

最高の日となるはずが…

昨日、5月4日は登山をするため、朝6時に夫の運転する車で家を出ました。


目指すは大山(おおやま)(神奈川県伊勢原市)です(⇓写真)
標高は1252m
日帰りですが、私にとっては連休最大のイベントです。


登山道は石垣の階段が多く歩き辛いのですが、
頂上を目指して意気揚々と登り出しました。



ところが、40分くらい歩いたところで、夫に異変が。
少し休みたいと言い出し、石に腰かけた夫の顔は真っ白。
そして、うしろの土手にどてっと、もたれかかり、
意識が朦朧となったのです。


夫は連休前半は仕事で、後半も3日は仕事、
やっと4日から休むことができたのです。
疲れが溜まっていたと思います。
それでも夫は、私に合わせて必死で登ってきたのでしょう。
でもいよいよ限界となって、キャパオーバーに。


慌てているところに、ひとりの女性と、男女のカップルが下から登ってきて
「大丈夫ですか」と声をかけてくれました。


カップルの男性は、
「お水はありますか」「持病はありませんか」とてきぱきと声かけしてくれて、
そして「(救急車)呼びましょうか」とも。


徐々に落ち着いてきた夫。
もう大丈夫ですとお礼を伝えて、三人を見送りました。
本当にありがたく、涙が出るほど嬉しかったです。


男性は救急車を、と言ってくれましたが、
スマホで確認したら、電波が全く届かないところだったのです。
もし、また具合が悪くなったらと思うと、
考えただけでも恐ろしくなりました。


30分くらい休んでいると、夫は大丈夫と言うので下山することに。
登山はもちろん、中止です。


完全回復とはいかない夫と
肝を冷やしてヘロヘロになり、足に力が入らなくなった私、
心もとない者同志の手繋ぎ下山と相成りました^^;;


ケーブルカー乗り場に着いた時は、安心感に包まれました。
やっと連絡がとれる環境に辿り着いたことに。


夫の急な体調変化はおそらく、症状から察すると貧血。
普段、運動をしていない人がいきなり激しい運動をすると
心臓がついて行けくなることがあるようです。
さらに満身創痍の体でしたし。


帰宅して夫が言うセリフは、
「けいしょうだった」


けいしょうって「はぁ~軽症」???
確認すると、「警鐘」でした。


夫は体力には自信があり、病気をしたことがない人なのです。
こんなことが起きてショックだったよう。
改めて、自分の年齢や体のことを、
考える貴重な機会をもらったと思ったようです。


好天に恵まれ最高の登山となるはずでしたが、
想定外のアクシデント。
でも、大ごとにならずに本当に良かったと胸を撫でおろすのでした。



日陰に咲くシャガの花 登山者の気持ちを和ませてくれます!