kumi's note

60代フルタイム操業  暮らし中の悲喜こもごもをサクッと書いていけたら♪

翻訳して伝える!?


仕事のことです。
先日、90代でひとり暮らしをされている女性のお宅に伺いました。


この方、物忘れが多くなり、
いろいろなことがひとりではできなくなってきたのです。
金銭管理もそのひとつ。
それで、本人の了解の元、金銭管理を支援する制度の申請を進めていました。
その手続きも、もうひと山越せばゴールが見えるところまで来ました。
長い道のりでした。


この日は、この制度利用に対しての本人の意思の最終確認ということで、
担当者(女性)と同行訪問したのです。


ところでこの90代さん、耳がとても遠いのです。
耳元で大きな声で話をしないと通じません。


担当の方にも事情を話して、耳元で話していただくようにお願いしました。
その通りに大きな声を張り上げて話をされましたが、
本人、眉間に皺を寄せて、手を振りながら「全然、聞こえない」と言われます。
実は担当者の声、とても甲高い声なのです。


耳が聞こえ辛くなった方は、
高音(高い音)が聞き取り辛いと言います

まさにその通り。


私の声は低い方なので、耳元で大きく言えば伝わります。
それに長年関わっているので、
私の声に慣れていると言えるかもしれません。


なので、担当者が言ったことが伝わらないと私が復唱します。
復唱と言うより翻訳の方が正しいかも?
担当の方、専門的な言葉を使われるのですよ。
こりゃ、高齢者には余計伝わらないわと思うでした。


なので、分かりやすく翻訳するのです!
「〇〇さん、銀行のカードの番号、忘れてしまったから、お金が下せませんね。
ヘルパーさんのお支払いができないから、お金を専門の人に管理してもらうということでいいんですよね」


そしたら、
「あらそうなの?その話始めた聞いたわ」と。


えっえ~、了解してたじゃないの~💢
でもまあ、ありがち、ありがちな流れです💦



その後も高音ボイスの言葉を翻訳して説得を続けましたが、
90代さん、どんどん不機嫌になり
「初めて聞いた、わからない」の一点張り。


らちが明かないので、結局は後日に仕切り直しとなりました🤣


今度は声が低くて、
小学生にでもわかるように話してくれる人が来てくれるといいな、と思うのでした^^;