kumi's note

60代フルタイム操業  暮らし中の悲喜こもごもをサクッと書いていけたら♪

気さくでチャーミングな方


谷村新司さんの突然の訃報。
とても驚きました。
あの歌声はもう聞けないと思うと、寂しい気持ちでいっぱいになります。


実は、大昔、一度、谷村新司さんにお会いしたことがあります。
40年以上前、私は19歳か20歳。
当時は学生で、レストランでアルバイトをしていました。


宮崎市民会館近くのちょっとおしゃれなレストラン。
川沿いには
フェニックスの木々が揺れていました。


当時、市民会館は市内で唯一のコンサート会場だったのです。
そのため、コンサートの開かれた日は、
お客さんがどっと来店されることがよくありました。


ある夜
谷村新司さんが、10人くらい(もっといらっしゃったかも)
大勢の方たちとレストランを訪れてくださったのです。
コンサートを終えて、
スタッフの方たちとの打ち上げだったのでしょうか?


ざわつくバイト仲間。
タイミングよく、私が谷村さんが座られるテーブルに
お水とメニューをお持ちすることができたのです。


いらっしゃいませ、の声かけに対して、
谷村さんは、にっこり笑顔を返してくださいました。
それはそれは、優しい笑顔でした。


そして、メニューをお渡しすると
「写真付きか~、興奮するな~」と。
周囲から一斉に湧きあがる笑い声。


テレビと同じで、とても気さくで、チャーミングな方でした。
和やかで和気あいあいとした食事風景でした。


その後、テレビでお姿を拝見する時は、
レストランのあの場面がいつも思い出されるのでした。
私に向けてくださったあの笑顔とともに。


心に染みわたる数々の名曲は、
色あせることなく、これからも歌い継がれていくのでしょう。




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