なんで漱石?
昨夜、息子がやって来ました。
同じ区内に住んでいながら、なかなか帰ってこない息子。
夫とふたりでは食べきれないお歳暮の引き取りを持ちかけて
来てもらったのです。
息子が来ると場が華やぎます。
そんなに話をするタイプではありませんが、
夫との会話では得られない情報がもたらされます。
息子は20代後半。
自分が読み終わった本を持ってきてくれることもあり、
昨日も、これ読む?と差し出されました。
だいたいは、今、流行りの本。
本屋大賞を取ったような注目度の高い本なのです。
今読まれている本の傾向を、息子によって知ることができるのです。
でも昨日は、なんと夏目漱石の『夢一夜』
「なんで、漱石?」
聞くと、
〇〇シカと出版社がコラボしていたので、買ったのだと言います。
〇〇シカが「ナウシカ」に聞こえて、
聞き直すと、「ヨルシカ」でした。
ヨルシカとは、日本のロックバンドようです。
若者文化を少し、収集できました!
どんなコラボかは分かりませんが、
文庫本のカバーがアート作品のようで素敵でした。
夫とのふたり暮らしで
会話はいつも代わり映えせず、毎日が事務的に過ぎていきますが、
息子が来ると、ひととき、そよ風が吹きます。
2時間過ごして、ずっしりと重い保冷バッグを手に
自分の城に帰っていきました。

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